32 Days


馨のその声が響いたと同時に



部屋の外から靴の音が聞こえてくる


その音に、今までの空気が一気に変わった


ギィィ、と重い扉が開く


現れたのは、中年のオッサンとお付きの2人組


そんな奴等に俺達は片膝を付く


一応この人は、俺達が所属する組織の幹部の1人


軍事司令官の…葛西さん


…まさか、葛西さんが直々に俺達のところに来るなんて…


「楽にしろ、候補生の諸君。」








< 22 / 36 >

この作品をシェア

pagetop