32 Days


その言葉に、俺達は顔を上げる


血のような赤い瞳が俺達を見下していた



「昨日の戦争の成果から、貴様達0班を特別に軍事部隊として認める。

次の任務から正式に参加してもらう。我が帝国の平和の為…その命を捧げろ。」


「勿論です。」


葛西さんの言葉に、馨は迷いもなくそう返した


「私達はこの帝国の為に、存在しているのですから。」


俺達は真っ直ぐと葛西さんを見つめる


馨の言った言葉に偽りはない


俺達は、国の為に戦う事を自分で決めたのだから…


「…さすがは、選ばしただけあるな…。」







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