32 Days
「こちらが、図書館です。この国1の情報量が揃っています〜。」
あれから、俺達は雲母に城の案内を受けていた
「へぇ、城の中ってやっぱ広いんだな。」
「そうなんですよ〜。兵士の方々でも時々、迷っていらっしゃいます〜。」
静季の問いにのんびりと答える雲母
どうやらこのおっとりした感じが彼女の喋り方らしい
「ねぇねぇ、もしかしてさぁ…国王様とすれ違ったしちゃう時とかあるのぉ?」
「勿論ですよ〜!大広間とか、謁見の間の近くとかだと、国王様も通られますし〜。」
「うわー、緊張ー!」と唯は手を振りながら照れ始めた
「雲母って、私達より年下だよね?なのにもう特殊部隊に所属してるなんて凄いね。」
「そんな事ないですよ〜。特殊部隊なんて、軍事部隊に比べたら入りやすいしやることも少ないですからね〜。
私の方こそ、噂になっていた紅の魔人さん達に会えて光栄です〜。」