32 Days
兵士は恐る恐る目を開ける
何故か感じない痛み
そして何故か…自分達を狙っていた兵器は火を上げて壊れていった
…矢?
兵器に刺さっている大量の矢
あんなの…いったいどこから…
「間一髪、間に合ったようですね。」
聞こえた声に兵士は振り返ると
そこには…自分達とは違う制服に身を纏った女性の姿
長い黒髪を靡かせた彼女の手には、矢を放ったであろう弓が握られていた
「お前…!」
「ここは我々が引き受けます。あなた方は後衛に避難を。」