32 Days
鍵山篤斗
軍事部隊第1小隊隊長
前線で活躍する兵士の中で、1番の強さを誇っている男
「いやぁそれにしても、遥もついに部隊デビューか。この間までこーんなちっさかったのにな。」
篤斗は手で『小ささ』を表現する
どっから見ても…それで表せられる大きさはアリくらいだ
「いつの話だよ?つうか、それもう人間じゃねぇじゃん。」
俺はアリか
「まぁでも、噂の『紅の魔人』様の力があれば、これからの戦争は勝ったも同然だな。
頼りにしてるぜ、『紅の魔人』様?」
まるでからかうように、篤斗は俺の肩をつついてきた。
「ぅ…。」照れ臭さのあまり、俺はどう反応していいか分からない
「…別に、軍事部隊最強の第1小隊隊長様に比べたら、『紅の魔人』なんてまだまだだよ。」
「そう言うなって。お前らの力…期待してんだからさ。」