32 Days
女性の言葉に、兵士達は一瞬動揺する
自分達でも敵わなかった相手
なのにこんな若い…しかも女に任せられない
「!その制服に赤色のリボン…。お前、特殊部隊か…!」
彼女の制服につけられているリボン
その赤色で、彼女がただ者では無いと悟った
「本部の命により、ここは我々に任されました。早く撤退を。」
「…我々?」
怪我したところを抑えながら、兵士は首を傾げた
どこを見ても…彼女以外に人影は無い
「えぇ。もう皆すでに…前線に赴いていますから。」