☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
いつもと同じ大志なのに、今日は目を合わせることができない。


「千沙、風邪ひいたのか?」


あたしが手に持っていた風邪薬に気づき、大志が隣に座り込んでそう聞いてきた。


「ちょ、ちょっとね」


そう言い、少しだけ大志から身を離す。


このくらいの距離感、今までだって何度も経験してきたハズなのに……。


大志の体温や、甘い香水の香りが、今日はやけにきになって……。


「顔赤いぞ、大丈夫か?」


グッと寄せられた顔に、思わず小さく悲鳴をあげた。
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