☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
「ちょっと待てよ大志。昨日と言っていることが違うだろ? 昨日は面倒みきれねぇ下っ端を束ねるためにって……」


「それは、あの場に千沙がいたからだ」


「はぁ? だったら、千沙ちゃんを帰せばよかっただろ?」


アツシの表情は、どんどんゆがんでいく。


それもそうだろう。


帰ろうとした千沙を引き留め、ミサンガ作りを頼んだのは俺なんだから。


「千沙には、できるだけ心配かけたくないんだ。


あの場でチームを大きくする嘘の理由を説明することで、安心させたかった。


急にメンバーが増えたりしたら、無駄な心配をかけるだろう?」

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