☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
そう言って、あたしは袋の中からミサンガを取り出した。


アツシは興味深々にそれを見つめ「すげぇ。これ、千沙ちゃんが作ったわけ?」と、聞いてきた。


「千沙だけじゃなくて、あたしも作った!」


隣にいた恋羽がアピールすると、アツシが少しだけ頬をそめて「そっか。すげぇな」と、小さく言った。


恋羽はその言葉にすごく嬉そうに微笑んでいるし、なんだかこの2人いい雰囲気なのかな?


そんな2人の邪魔にならないように、あたしは教室の隅に置いてある椅子に座った。


チャイムが鳴るまでもう少しここで待っていよう。


好きに遊んでいるメンバーに視線をやりながら、あたしはそう思った。
< 48 / 543 >

この作品をシェア

pagetop