☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
再びアツシに音楽鑑賞を邪魔された大志は、不機嫌そうに眉間にシワをよせた。


確かに、ほっておけばいいし、平和なのはいいことだ。


でも……。


あたしは、この静けさがひっかかるところでもあった。


あれだけ、連日のように西区へ乗り込んできていた2つのグループが、ある日突然来なくなったんだから。


まさか、なにかとんでもないことを企んでいるのではないかと、考えてしまう。


「大志、あまり危機感なさそうだけど、大丈夫?」


あたしが口をはさむと、大志は無言のままこちらを見つめた。
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