☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
大志が刺された時のあの光景が、この数時間で何度も何度もよみがえって来た。


「怖かったんだからっ!!」


涙と鼻水でグシャグシャになったあたしの顔を、大志は特攻服の袖で拭いた。


「ごめん、千沙。心配してくれてありがとう」


そう言ってフッと優しい笑顔を見せる大志。


その笑顔を見た瞬間、安心すると同時に胸の奥が燃えるように熱くなった。


「……好き」


「は?」


「あたし、大志の事が好きなんだから! だから……だから、心配かけさせないでよ!」

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