☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
頬の傷
~大志side~
学校から一度帰宅した俺は、クローゼットの中に大切にしまってある真っ白な特攻服を取り出した。
久しぶりに見る特攻服は今も色褪せることなく、過去を背負っている。
背中に金色の刺繍で彫られた『浜中』の大きな文字。
裏側に、同じように金色の刺繍で『浜中勇士』と、名前が書かれている。
昔、浜中チームのトップをとっていた、俺の兄貴の名だ。
10歳年上の兄貴が、高校を卒業するときにこれを俺にくれた。
『今は俺の後輩が浜中のトップに立っているが、いつかお前がトップをとれ。
そしてその時、またこの特攻服を着ろ』
そう言って、何も分からなかった8歳の俺にこれを託したんだ。
学校から一度帰宅した俺は、クローゼットの中に大切にしまってある真っ白な特攻服を取り出した。
久しぶりに見る特攻服は今も色褪せることなく、過去を背負っている。
背中に金色の刺繍で彫られた『浜中』の大きな文字。
裏側に、同じように金色の刺繍で『浜中勇士』と、名前が書かれている。
昔、浜中チームのトップをとっていた、俺の兄貴の名だ。
10歳年上の兄貴が、高校を卒業するときにこれを俺にくれた。
『今は俺の後輩が浜中のトップに立っているが、いつかお前がトップをとれ。
そしてその時、またこの特攻服を着ろ』
そう言って、何も分からなかった8歳の俺にこれを託したんだ。