☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
「俺の弟に刃物を向けるなんて、いい度胸だな? そんなことしてまで俺と付き合いてぇか」


その時の兄貴は、普段の優しさのかけらも感じられなかった。


兄貴だけじゃない、仲間たちも、そうだった。


「あたしは……勇士君の彼女になりたくて……っ」


さっきまでの冷たさはどこへ消えたのか、女の声はかわいそうになるほど震えていた。


兄貴はそんな女の前髪を掴み、顔をあげさせた。


女が、痛みにうめき声をあげる。


「そんなに彼女になりてぇなら、まず俺のことをしっかり理解してもらわねぇと。なぁ? みんな」

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