☆電撃Days☆イケメン総長は幼馴染!
「全部アツシに聞いた話よ? 大志は何も教えてくれないから」


「そっかぁ。アツシは千沙と大志君に挟まれて大変なんだね」


「大変って、どういう意味よ?」


恋羽言葉の中に揶揄の響きが隠れていた気がして、あたしは頬をふくらませた。


「別に、深い意味はないけど?」


「とぼけないでよぉ」


恋羽に向かってそう言ったとき、集合場所のライブハウスが見えてきた。


会場の広い駐車場にはすでに何台もの改造バイクが並んでいて、その周囲に男たちが固まって立っていた。
< 90 / 543 >

この作品をシェア

pagetop