君がいたから。
それから先生は、私を3-3の教室の前につれてきた。

「ここが、初春の教室だぞ。ほかのクラスのみんなもこの前クラス替えをして、
まだ友達のグループが固まってないから今なら自然になじめると思うぞ」

先生は軽く笑って言った。

クラスの中はここからだと見えないけど、すごくにぎやかな声が聞こえる。

ホントに大丈夫かな?

「よし!じゃあ、オレが呼んだら入ってこいよ」

「え?・・・あ!・・・」

私が返事をする前に先生がドアをガラッと開けて入っていった。

「みんな!おはよー!!」

「「おはようございますっ」」

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