好きになってよ

赤田友喜 (あかだともき) 15




まさか同級生だったとはね…。




彼が自己紹介を終えた時、私は立ち上がり勢いよく飛んだ下敷きを取りに行った。





「そうだな…赤田の席は…



ん?  北山、何をしている?


席につかんか!」




「あぁ、はい!」




先生にこんなことで注意をされ恥ずかしかったが、みんなの視線は赤田に注がれている。





そう思って安心した。



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