好きになってよ

転校生のことなんか気にせず、しっかりと授業を受けて、ようやく昼休みとなった。




私は磊梛を連れて中庭に来た。




「転校生かっこいいね!」




うきうき気分で赤田のことを語る磊梛を見ると、ヤツの正体を明かしたくなる。





でもここはアイツの名誉のために我慢しておこう。




もしアイツが私に何かを指示することがあれば、構わずばらしてやろう。




「でもさぁ、あの感じ。



なんか嫌じゃない?」



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