好きになってよ
そう思っていた時。
またもや誰かに抱えられたみたいだった。
今度は制服を着ていて…
目をうっすらとしか開けられないので、顔が見えない。
思考が働かない。
きつい。痛い。死にそう。
色んなことを思い、虚ろな目を閉じた。
その際に両目から、一筋の涙が流れた。
―保健室―
「んー」
私は小さく唸り声をあげ起きた。
身体中に痛みがあり、所々包帯が巻かれてあった。
顔には絆創膏が貼られている。