和田菜月物語
「離れるかな?」
 
そう言ってきたのは雅木だった。

「どうだろうね…」
「また近くがいいな」
「私も!」
「えっ?」
「何?」
「いや何にもない…」

私が引いた紙は『8』だった。

「じゃあ、発表する」

それから色々な名前なが出てきたが未来とかの名前はまだ出ていない。

「え~、じゃあ3班!」

(お願い!)

「女子は、未来、飛鳥、菜月。」
「やった~!」

私たち3人ははもった。
だが、嬉しい気持ちもすぐ終わった。

「男子は4人です。」
「はっ?」
「何で?」
「まさかだけど…」

「大川、飯沼、西山、相川!」

私は絶望した。
どうやら、神様は意地悪のようだ。

「なんでこの男子…」
「なんか楽しそうだな!」
「春樹が一緒か…」

席は
未来&西山
飛鳥&飯沼
菜月&大川
相川

そう書いてあった。

「よろしくね、菜月さん」

すごく皮肉な顔だった。
高島せな何を考えてるかわからない。

「知り合い?」

大川と飯沼が二人がはもった。

「ちょっとね…」
「ふ~ん」
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