和田菜月物語
それから
自由時間も終わり宿泊先に戻った。

その時に
部屋割を教えてもらったが…。

「3班は4階な」

「はぁー!?」

この屋敷(的な建物)は
4階建てで

1階 大浴場・希ちゃんの部屋
2階 リビング・和室・食堂
3階 みんなの部屋
4階 VIPルーム

「何でVIP…」

西山が聞くと希ちゃんは
ピースサインでこう言った。

「部屋が足りないからだ!」

その言葉で
3班全員の魂は抜けた…。

と、言うわけで
3班はVIPルームになった。

だが
この部屋になった事が
私達の旅行を…。
楽しい旅行を壊した…。


私達は
VIPルームに着いた瞬間こう言った。

「広い…」

部屋の大きさは教室3個分。
シングルベット9個。
和室もある。

本当の金持ちの部屋みたいだった。

「やばい…」

飛鳥と未来と私は口が開いている。

だが高島と前田は…。

「あんま変わらんなぁ」
「本当だな…」
と、金持ちの会話をしていた。

「まぁ一回お風呂行こうよ!」

未来がそう言ったから
私達もついて行った。

帰ってきたら
あんな事が起こるなんて
思ってもなかったんだ…。
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