和田菜月物語
そのあと
前田は部屋を出て行った。
「おいっ前田!」
亮磨が前田を止めようとしたが
高島が
「俺が行く」
そう言って後を追った。
私は驚きを顔に出している。
自分でもわかるぐらい…。
「高島が…」
私がそう言うと
雅木がこっちに来て
「嬉しいのか?」
そう言った雅木の顔は
不機嫌そうだった。
「いや…」
「じゃあ何だよ」
「嬉しいと言うより…」
「より…?」
私は雅木の目を見て
「驚きの方が大きいかな…?」
そう言うと
雅木は真剣な顔で
「じゃあ俺は…?」
「えっ?」
「俺も驚いただけ?」
その真剣な目を見てたら
私は恥ずかしくなって目をそらして
「嬉しかったです…」
そう言ったら
雅木は子供みたいに笑って
「そっか!」
そして
うしろに振り返って
「俺さ期待してもいいのか?」
私はその質問に
「うん…」
と、言ってしまった。
後悔したのは
もっと先だったが…。
前田は部屋を出て行った。
「おいっ前田!」
亮磨が前田を止めようとしたが
高島が
「俺が行く」
そう言って後を追った。
私は驚きを顔に出している。
自分でもわかるぐらい…。
「高島が…」
私がそう言うと
雅木がこっちに来て
「嬉しいのか?」
そう言った雅木の顔は
不機嫌そうだった。
「いや…」
「じゃあ何だよ」
「嬉しいと言うより…」
「より…?」
私は雅木の目を見て
「驚きの方が大きいかな…?」
そう言うと
雅木は真剣な顔で
「じゃあ俺は…?」
「えっ?」
「俺も驚いただけ?」
その真剣な目を見てたら
私は恥ずかしくなって目をそらして
「嬉しかったです…」
そう言ったら
雅木は子供みたいに笑って
「そっか!」
そして
うしろに振り返って
「俺さ期待してもいいのか?」
私はその質問に
「うん…」
と、言ってしまった。
後悔したのは
もっと先だったが…。