和田菜月物語
それから班会議が始まった。

班長は、未来
副班長は、雅木
書記は、飛鳥
西山は何もなし

残りの3人は黒板消し、運びなど。

終礼の時

雅木が

「今日、話す事がある」
「わかった…」

そんな話をしていると後ろで高島が笑ってるように感じた。

「話す事ってなに?」

そう言うと雅木は真剣な表情だった。

「相川だっけ?」
「う、うん…」
「あいつとどういう関係何だ?」
「雅木には関係ないよ…」
「関係ないって何だよ!」

雅木がこんなに怒った所を見たのは初めてだった。
私は、うつむいてしまった。

「言いたくない事なのか?」
「うん…」
「そっか…」
「ごめんね」
「いいんだ!聞きたかっただけだから」
「話す機会があったら言うよ」
「約束だ!」

そう言って雅紀は私の頭をなでてくれた。

亮磨とは少し違う気持ちになった。
何だろう…?

考えていると

「ちゃんと教えてあげたらよかったのに」

そう言って後ろにいたのは『高島せな』だった

「何か用?」
「いや、別に何も」
「1つ聞いてもいい?」
「どうぞ」
「何で、名前変えたの?」
「簡単だよ」

私は答えを聞くのが怖くなった。
でも、答えはあまりにも普通だった。

「秘密を守るためだよ」
「秘密?」
「そう、秘密」
「どんな?」
「その質問には答えられないな」
「なんで?」
「翔子に言われてるから」
「えっ?今何て言った?」
「翔子に頼まれたの」
「翔子ってまさか」
「想像どうりの人だよ」
「でも、翔子は…」
「死んで生きかえったんだ」
「どいうこと!?」
「今は言うことは無い」

そう言って高島は歩いて行った。
周りの人も注目をしている。

「高島!」
「誰の事?僕は相川だよ」

そう言って消えていった。
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