和田菜月物語
麻奈は4年生の頃からいじめれていた。
クラス全員からだ。
もっとひどい時は違うクラスからも
いじめられていた。

先生はそれには気付かなかった。

そのいじめは6年まで続いた…。

だが麻奈は学校に行き続けた。
なぜなら見方が居たから。

それは両親だった。

「ただいま」

麻奈はボロボロになって帰ってきた。

「お帰りなさい」

「今日はどうだ…?」

お父さんとお母さんに聞かれた麻奈は

「いつも通りだよ」

「中学生まで待ってくれよ」

「うん」

そうだ。
中学生には転校する予定だ。

「わかってるよ」


中学生にはこの苦しみから脱出できる。
それだけが希望だった。

だが
麻奈はさらに不幸になった。
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