和田菜月物語
ある日事件は起きた。

田山が教室で1人でいると
よそのクラスの子が来た。

あの時
雅木と一緒にいじめていた人だった。

「田山って奴いるか」

1人がそう言うと
クラスのみんなが田山を見た。

「呼んでるぞ田山」

田山はそう言われて
震えながら教室を出た。

すると
1人が田山を教室から
遠い場所に連れていった。

「な、なな何ですか…?」

田山が恐る恐る聞くと

1人が田山を睨みつけた。

「お前分かってるだろう!?」

「もしかして…」

田山はそれ以上は何も言わなかった。

「心当たりあるじゃねぇかよ」

この二人と雅木の関係は野球。

1人は勝井拓実。
もう一人は高谷陸斗。

すると勝井は

「今日の放課後来いよ」

そう言って二人はどこかに行った。

田山はその場で腰を抜かしてしまった。

「最悪だ…」


そして放課後になった…。



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