和田菜月物語

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その頃
VIPルームでは高島が1人でいた。

その時雅木が部屋に入ってきた。

「おっ、相川じゃなくて高島」

「飯沼か…」

高島はどうでもいいような顔をしてた。

すると高島が雅木を見てこう言った。

「なぁ飯沼…」

「何だ?」

「お前この写真わかるか?」

そう言って見せた写真には
雅木と勝井と高谷。
そして…。
殴られているのは…。

「なんだよこれ…。合成か…?」

「違う。本物だよ」

「だってこんなの知ら…」

「映ってる俺が言うんだ。嘘は言わねぇよ」

「えっ?」

そう。
殴られているのは…。
高島だったんだ。
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