和田菜月物語

すべての終わり

「えっ…?」

私は今言われた事の理解が出来てない。
亮磨がアメリカ…?
何の事?
そんな事聴いた事無かった…。
冗談だよね?
亮磨…。

「これはお前だけの問題じゃねぇって言うのを分かっといてくれ」

「えっ?何の事…?」

「茶木の事だよ」

翔子…?
何で翔子が出てくるの…?

「どういう事…?」

「それは…」

亮磨が何か話そうとした時…。

―ガッシャーン―

「何今の音!?」

「ホテルからだ!」

そして私達は走ってホテルに向かった。
けど頭の中は亮磨の一言。

『これはお前だけの問題じゃねぇって言うのを分かっといてくれ』

あれは…。
何の意味があったの?
何で翔子が…?

もうわからないよ…。

翔子…。
あなたは何をたくらんでるの?
復讐?罪滅ぼし?
それとも…。

「ここだ!!」

亮磨はそう叫んでホテルの一部を指でさしていた。
その場所はある部屋だった。

「行ってみよう!」

「おう!!」


私達はそこまで走った。
部屋は私達の部屋の真下だった。
つまり3階だ。

私は部屋をノックした。

「誰かいるの!?もしもし!?」

すると亮磨はドアを開けて部屋に入った。

「ちょっ!?」

私も部屋に入った。
するとそこに居たのは…。

『せな!?』

そう…。
頭を抱えて倒れているせなだった…。
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