和田菜月物語
そして雨はやんだ。
あの雨は色々な事をかき消した。

雨でみさとの試合は中止。
雨で学校での事件は誰にも気付かれなかった。

これがすべて仕組まれていたのかはわからない…。

天候は操れない。
だから偶然にも偶然が重なり過ぎている。

まるで神様が誰かを守っているように…。
誰かを突き放そうとしているように…。
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