和田菜月物語
前田が電話をしてる頃
私は…

「ご、ごめんなさい!」

そして
前を見るとそこに居たのは
同い年くらいの女子。
顔は真っ青になっていた。

「あの…大丈夫ですか…?」

すると
謎の女子は

「早く…あいつを…止め…て…」

そう言って倒れてしまった。

「ちょっと!大丈夫ですか!?」

私は近くの病院に行った。

病院の名前は

『門山中東病院』

「すいません!この子が倒れて!」

そう言うと
普通に入れてくれた。

(親切な病院だな…)


この子の名前はどうやら

篠山雛
中学1年生
学校は違うが近い学校らしい。
この子は
その学校の生徒らしい。

「何かわかった事はありますか?」

私は先生に聞かれて
ある事を思い出して言った。

「そう言えば、早くあいつを止めて…って言ってました」

「あいつとは?」

「わからないです…」

すると
後ろから足音が近づいてきて

「それって前田小太郎だと思うよ」

そこに居たのはどうやらこの病院の息子。

「圭輔君!」

「前田を知ってるの…?」

そう言うと息子は

「知ってるよ、きっとその人もね…」

門山圭輔、篠山雛は
どうやら前田と同じ中学らしい…

すべて
知ってるらしい。
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