和田菜月物語
「雅木に悪い事したな…」

そうだよ。
私は雅木の気持ちを知ってるのに…。

私は
自分の気持ちを確かめようと思って
亮磨を探した。
だが
どこにも居なかった…

時間も
もうすぐ6時だ。

「帰らなきゃ…」

私は家に帰った。
するとお母さんは寝ていた。

「ただいま…」

小さな声でそう言った。

そして自分の部屋に入った。
すると机の上に箱があった。

「何この箱?」

箱は
正方形の少し小さい。
青いリボンで結ばれていた。
手紙も付いていた。

手紙の内容は

〖がんばってね!〗

字的にお母さんだった。

(お母さん…)

私は中身を見た。
そして叫んだ。

「キャ――――!」

その叫び声に
お母さんは目覚めた。

「な、何かあったの?」

私は目を疑った。
中に入っていたのは
「携帯」だった。

私はダッシュで降りた。

「ありがとうお母さん!」
「あっ!菜月帰ってたの。箱の事?」
「ありがとう!大切にする」

私は
ベットの中で色んな事を考えた。

そして
夢を見た。

その日の夢は
とびっきりいい夢を見た。

それが
夢で終わる事はまだ知らなかった。
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