和田菜月物語
次の日

私は朝から未来と飛鳥に
携帯の事を話した。

すると
飛鳥は安心した顔で

「やっと一緒にメール出来るな」
「えっ!?持ってたの!?」

私は驚きが隠せない。
すると、未来も笑いながら、

「私も持ってるよ~」
「え~!?」

私達は笑いながら学校に行った。

教室に入ると
みんながザワザワしだした。

「来たよ…」
「あの子でしょ…」
「確か南中学校の子でしょ?」
「早く会ったら良いのに…」

誰の話をしてるか分からない。

未来は不安そうに

「誰の話かな?」

そう言うと飛鳥が冷静に

「ウチらの話やろ?」

私も飛鳥に同感だ。

みんなの目線は私達だった。

でも誰かは
まったく分からなかった。

すると星螺と善崎綾が来た。

そして綾が話しかけてきた。

「飛鳥ちゃん」

飛鳥は少しイラッとして

「何か用?」

飛鳥はイライラしている。

するといきなり星螺が

「畑山と岩崎って知ってる?」

すると
飛鳥の顔がこわばった。

それに気づいたか綾は
少し笑って

「図星か…」

飛鳥の顔がどんどんこわばってる。

それをかばうように未来が

「その人達がどうかしたの?」

すると星螺は笑って

「別に何もないよ」

そう言って
戻って行った。

この時から
また私達の関系が壊れだした…
< 63 / 261 >

この作品をシェア

pagetop