和田菜月物語

絆の中の嘘

「翔子!」

私は怖くなった。
自分の目の前で人が落ちたのだ。

「菜月!?」

そこに来たのは1組の子たちと希ちゃんも来た。
どうやら、私の声が聴こえたようみたいだ。

「菜月どうした?」
「翔子が、翔子が・・・」
「翔子ちゃんがどうした?」
「翔子が…イヤー」

そして私はショックで倒れた。
それから、保健室で休むことになった

「失礼しま~す」

「あれ?保険の先生はいないのか…」
「今は出かけ中ですよ~」
「あなた、またここに居たの…」
「こんにちは先生」

その頃教室では…。

「何で実行委員が仕切るんだよ…」
「そう、だね…」
「何引いてんだよ」
「いや…」
「そう言えば前から思ってたけどあそこ誰の席?」
「あれ、サイヤクな人の席」
「サイヤクな人?」
「そう…」
「名前は?」
「名前は…」

その頃と同時に私は目が覚めた。

「ん…」
「おはようございます!」
「えっ?あー!」
「相変わらずうるさいやつだな」
「お前は…」

『西山春樹』

「何で教室に居ないんだ?」
「しょうがないの…」
「しょうがない?」
「うん」
「会ってみたいなぁ~」
「えっ!」

「西山何でいるの?」
「だって会いたい奴と同じクラスだもん!」

西山春樹
未来との幼なじみだ
昔から心臓が悪く保健室にこもっている
昔から、未来にアタックしているが
未来は西山の事が嫌いだ…

「文化祭にはでるよ」
「あっそ!」
「さっき見たよ茶木」
「えっ!」
「あいつは生きてると思うよ」
「何で?」
「なんとなく…ね」

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