和田菜月物語

体育祭当日。

1組の応援代表は
何故か3班。

理由はと言うと
体育祭実行委員が全員3班だから。
と、言う単純な感じ。

私はずっと3班の人に謝っていた。
みんなは笑っていたが…。

だけど
たった1人だけ笑ってなかった。
それは…。

「飛鳥ちゃんどうしたの?」

そう。
飛鳥だった…。

「えっ?」

飛鳥は今気づいたように反応した。
すると高島が飛鳥の耳元で何かを言った。

すると高島は笑っていた。
その逆に飛鳥は驚いた顔をしたいた。

そして
高島は私の所に来て
今度は私の耳元で囁いた。

「前田が中井の事を騙したぞ…」

それだけ言って
応援用の太鼓を取りに行った。

(前田が飛鳥を…?)

私はそんな事を考えていた。

でも私は自分しか見てなかったようだ。

飛鳥がどんなに苦しんだかも知らずに…。

そんな中で
体育祭は始まった。


全クラスが本気だった。
やっぱり今回の景品はでかい…。

途中の休憩が入った頃。
私はランキングを見た。

1位　4組　158点
2位　1組　155点
3位　3組　132点
4位　5組　130点
5位　2組　110点

(4組かぁ…)

私がそんな事考えてる時に
ある事が動き始めていた…。