和田菜月物語

沖縄に着いた瞬間に
バカ3トリオはこう叫んだ…。

「海だ～!」

さっそく泳ごうと思ったらしいが
希ちゃんは

「先に、宿泊先に行く!」

そう言って3人を連れて行った…。

(さすが希ちゃん…)

私がそんな事を思ってる横で
飛鳥もガッカリしていた…。

(おいおい飛鳥よ…)

宿泊先のホテルは貸し切りだった。

「でっか…」

感じ的には
金持ちの家って感じだった…。

「でかくない…?」

「ウチの家の何倍だろ…?」

「考えたくもない…」

私と未来と飛鳥が言ってる横で
愛香と若栄は…。

「愛香の家と同じぐらいじゃね?」

「いやそれより少しでかい」


私達3人はそれを聞いて
同じ事を思ってた…。

(自慢かよ!)

同じ表情をしていた私達を見て
3班の男子は笑っていた…。

すると希ちゃんが

「あっ!」
と何かを思い出したような顔をして
みんなの方を見た。

「悪いみんな…」

その顔からは
悪い予感しか予想できなかった。

そして
その予想は大当たりだった。

「部屋は班なんだが…」

その次の言葉はこうだった…。

「男女一緒なんだ…」

それを聞いたみんなは
もちろんこう言った…。

「え――――――!!!!」