王子様たちのひまつぶしっ!?
中には、すごい数のドレスがあった。


赤、青、オレンジ、白、ピンク。いろんな色の服を、私は手にとって見る。


私がどれにしようか迷っていると。


「ねぇ、葵。知ってた?」

不意に真後ろから海斗の声がした。


「っ!?」


海斗は私の持っているドレスを、私の手の上から被せるようにして持った。


だから、今私は後ろから抱き締められてる状況。


「かっかかかかか海斗っっ///」


赤面している私に海斗はふっと笑った。


それが耳元で。            
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