王子様たちのひまつぶしっ!?
でも、少なくても“ダメじゃない”ってことだよね?

「ふふっ」


私はメイク室に向かう海斗の後ろ姿を追いかけながら、小さく笑った。


「…何笑ってんの?」


「ん?海斗が誉めてくれたなと思って」


「…どんだけ都合よく解釈してんの。誉めてないしね」


ボソッとそんな声が聞こえてきたけど、無視無視。


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