王子様たちのひまつぶしっ!?
もう一度ホテルの自動ドアを潜ると。


あの最初の受付の女の人ににっこり微笑まれた。


うぅっ罪悪感半端ないよっ!


そんなことを思いながらも、平然を装って長い廊下をひたすら歩き続けた。


会場につくと、心配そうな顔をして私たちを待っている凪君たちがいた。


「葵っ!」


「宮崎さんっ!海斗っ!」

私と海斗に気づくと、たたっと駆け寄って来てくれた凪君と陸君。


あんな出ていきかたしたしな…


心配かけちゃったかな?


私は二人に「ごめんね」と謝って、ペコッと頭を下げた。        
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