王子様たちのひまつぶしっ!?
カチンッ


「紗季さんっ」


嫌な空気を読み取ってか、それとも私がキレると思ったのか隣にいた俊君が、焦ったように紗季さんと私の前に出た。


…確かにむっとはしたけどさあ?


さすがにここではキレないって。


だってここは俊父の経営しているホテル。


下手なことしたら、このホテルの印象を下げてしまうかもしれない。


ていうか、そうか。


わたしのイメージは暴走馬かなんかなのね。


…地味にショック。 
< 135 / 283 >

この作品をシェア

pagetop