王子様たちのひまつぶしっ!?
それから間もなくして。


遊び疲れたのか、ぞろぞろと凪君たちがベンチに集まってきた。


「帰ろうぜっ」


「そうだね、もう暗いしね。帰ろっか」


辺りはもう真っ暗。


大体、人の顔がなんとか察知できるぐらいまでには明るいけど。


真っ黒な空にはたくさんの星に、月がポツンと浮かんでいた。


一番星どれかな~なんて空を見上げて、探してみた。

「ねぇ、皆」


突然、俊君が足を止め、皆もつられて足を止めた。

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