王子様たちのひまつぶしっ!?
「ー…うんっ!うんっ」
城ヶ崎さんは涙を振りきるように力強く頷いて、走り出した。
ー…てかどうしよう?
あんなこと言っちゃったけど、実際は落ちたときに足をひねったみたいで、動かなくてもかなり痛い。
靴下を脱いで見てみると、やっぱり足首が真っ赤に腫れていた。
「はぁー。助け待つしかないかなぁ」
そんなことをぼやいてみる。
そうだ。どうせ一人なら、普段言えないことも叫んじゃえ。
んー。やっぱ思い浮かぶのはあの五人。
てか思い返せばだよ?
冷静に考えてみたら、私のファーストキスって海斗なんだよね。
無理やりだったけど、キスはキス。
海斗に聞かれたときはかつい意地はって“キスぐらいしたことある”なんて言っちゃったけど。
「海斗のばかやろーーー!!!初キス返せー!変態キス魔ーーー!」
ふぅ。おもいっきり叫んだらすっきりしたぁ。
私は目にかかった汗を服の袖でぬぐった。
「ねぇ。誰がキス魔なの?」
真上から今最も聞きたくない声No.1の声が降ってきた。
城ヶ崎さんは涙を振りきるように力強く頷いて、走り出した。
ー…てかどうしよう?
あんなこと言っちゃったけど、実際は落ちたときに足をひねったみたいで、動かなくてもかなり痛い。
靴下を脱いで見てみると、やっぱり足首が真っ赤に腫れていた。
「はぁー。助け待つしかないかなぁ」
そんなことをぼやいてみる。
そうだ。どうせ一人なら、普段言えないことも叫んじゃえ。
んー。やっぱ思い浮かぶのはあの五人。
てか思い返せばだよ?
冷静に考えてみたら、私のファーストキスって海斗なんだよね。
無理やりだったけど、キスはキス。
海斗に聞かれたときはかつい意地はって“キスぐらいしたことある”なんて言っちゃったけど。
「海斗のばかやろーーー!!!初キス返せー!変態キス魔ーーー!」
ふぅ。おもいっきり叫んだらすっきりしたぁ。
私は目にかかった汗を服の袖でぬぐった。
「ねぇ。誰がキス魔なの?」
真上から今最も聞きたくない声No.1の声が降ってきた。