王子様たちのひまつぶしっ!?
凪君は私の左隣に腰をおろすと、さっそくケーキにフォークを入れ、口に運んだ。


「おいしー☆」


本当に幸せそうに食べる凪君。


口のまわりには、べったりとクリームがついている。

「きゃーっ凪君、かわいいですわっ」


「とっても愛らしいですわね」


そんな姿を見て、女の子たちはきゃーきゃーと盛り上がっている。

ははっ…人気者ですこと。

みなさーん、その人本当はドSで毒舌で、狼の皮をかぶったウサギなんですよー

あれ?使い方違うかな?


まぁ、いいや。


なんて思っていると。


「おいっ凪っ!!」
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