王子様たちのひまつぶしっ!?
「宮崎さんっ!凪保健室連れてくからついてきてっ!!」


「うわわわわっ!はっはぃぃ」


状況が全く把握できていない私に、陸君が指示を出す。


「とにかく宮崎さん、凪を運ぶよ?」


「あっ、うん」


一同ぽかーん。


女の子たちに至っては、開いた口が塞がってない。


私も、まだ状況を把握できていない。


「ぅっ…あお…ぃ゛…。」


まさにその一言だけを残して、パタリと凪君の意識が途絶えた。


 
< 200 / 283 >

この作品をシェア

pagetop