王子様たちのひまつぶしっ!?
「ん…」


「凪っ!」


もぞもぞとベッドから起き上がろうとする凪君に、陸君が攻めよる。


「陸?ー…葵?なんでー…」


凪君が私と陸君を交互に見る。


「何でじゃないだろ!また無茶食いしてっっどんだけ心配したかわかってんのかっ!?」


「あー…わり。俺また…」

「もうお前なんか知らないからなっそんなに早死にしたいなら死ねっっ!」


陸君はそういうと扉をばたんっと乱暴に閉め、保健室を出ていった。


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