王子様たちのひまつぶしっ!?
私は握りしめている拳にぎゅっと力を込めた。


「…お父さんのこととか」

あぁ、やっぱりー…


小春ちゃんは全部知ってる。


どうやって知ったのかは知らないが、私の過去を知ってる。


もちろんみんなはそんなことは知らないから、私と小春ちゃんの会話に、首をかしげている。


話さないと、いけないよねー…


私はそう思い、重い口をゆっくりと開いた。


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