王子様たちのひまつぶしっ!?
ガラッと勢いよく教室の扉が開いた。


まではよかった。


だって私には関係ないもん。


よしっ気を取り直して。


ビバッ睡眠…


「葵ってめ起きろっ」


改めて睡眠体制に入る私の背中を、左斜め後ろからおもいっきりばしばしっとなにかで叩かれた。


見ると、凪君が教科書を手で丸めて(男子がよく穴に向かってあーっててやるやつ)私の背中をばしばしっと叩いていた。


…地味に痛いんだからやめてよね。


ていうか相変わらず私には可愛さのかけらもない暴言吐くよね。凪君。


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