王子様たちのひまつぶしっ!?
「女と遊びほっつき歩いて…。恥知らずにも程がある」


「…るさぃ」


「家のことだって、学校だって私が行かせてやってるんだ。なのに恩をあだで返すような真似するような奴は君島家にはいらな…」


「うるさーーい!!」


私は俊君の手を力一杯振り払って、手元の筆箱の中にあったものを掴んだ。


そして怒りまかせに“それ”を俊父に向かって投げた。


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