王子様たちのひまつぶしっ!?
「君はー…俊のなんだね?」


壁に突き刺さったままのハサミを少しひきつったような顔で見つめながら、俊父は口を開いた。


ほぇ?


俊君の?


そう言えば。


俊君に限らず私と王子たちの関係ってどうなんだろう?


友達?


いや、でも“友達になりましょう”なんて言われてないしなあ。


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