王子様たちのひまつぶしっ!?
「うん?」


止まっていた車がまた走り出した。


「また、皆でどっかいこうな」


そう言って凪君はー…


笑った。


いつもの笑顔で。


“皆で”。それは俊君も入れた皆だよね。


「うんっ!」


そう言って私も凪君に笑い返した。



家の前まで送ってもらって。


私は運転手さんにお礼と、凪君に「ばいばい」ってあいさつして家に入った。



部屋に入るとメールの受信を知らせる着信音がなった。
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