パパはアイドル♪vol.3~奈桜クンの呟き~
「許す許さないじゃない!体だって心配だよ!心配なんだよ!………でも、それ以上に梓は女優で、背負ってるものが大きいんだよ……」
つい、大きな声になった。
別に奏に怒った訳じゃない。
自分自身に怒ったのだ。
何故もっと早く梓と話し合わなかったのだろう。
明日……明日と思ううちに梓は一人で決断してしまった。
梓のこと。きっと覚悟の上。
梓は女優。そして、事務所を支えている稼ぎ頭。
断らない事は分かっていたのに。
もう一度きちんと話し合って、気持ちよく送り出してあげたかったのに。
「ごめん。分かってないのに勝手な事言って」
済まなそうに奏が謝る。
「違う!違うって!奏に言ったんじゃないよ。自分に言ったんだって。ごめん」
うな垂れる奈桜に泉が近寄って肩を抱く。
「梓さんも同じ気持ちだと思うよ」
黙って様子を見ていた碧がさっと部屋を出て行った。
つい、大きな声になった。
別に奏に怒った訳じゃない。
自分自身に怒ったのだ。
何故もっと早く梓と話し合わなかったのだろう。
明日……明日と思ううちに梓は一人で決断してしまった。
梓のこと。きっと覚悟の上。
梓は女優。そして、事務所を支えている稼ぎ頭。
断らない事は分かっていたのに。
もう一度きちんと話し合って、気持ちよく送り出してあげたかったのに。
「ごめん。分かってないのに勝手な事言って」
済まなそうに奏が謝る。
「違う!違うって!奏に言ったんじゃないよ。自分に言ったんだって。ごめん」
うな垂れる奈桜に泉が近寄って肩を抱く。
「梓さんも同じ気持ちだと思うよ」
黙って様子を見ていた碧がさっと部屋を出て行った。