パパはアイドル♪vol.3~奈桜クンの呟き~
「奈桜さん!おはようございます!」
今日一番の可愛らしさで、にっこり笑う。
フワッと巻いた髪が空気を含んで柔らかく跳ねた。
ピンクのくちびるは少し開いて、白く覗く歯が可愛さを引き立てている。
「えっ?秋月さん?」
マナーモードに変えようと携帯を触っていた奈桜は、さとみの声に気付いて階段の上を見上げた。
エレベーターでなく階段。
奈桜ならそうする。
さとみの読みは完璧。
「マズイ!」
心と碧がさとみに追い付きそうになった時、
「あっ!」
喜んで急いで階段を下りていたさとみの足がつまずいた。
バランスを失った両手が空を泳ぐ。
足は階段を飛ばしながら落ちて行く。
全ては一瞬。
心と碧の体も固まった。
今日一番の可愛らしさで、にっこり笑う。
フワッと巻いた髪が空気を含んで柔らかく跳ねた。
ピンクのくちびるは少し開いて、白く覗く歯が可愛さを引き立てている。
「えっ?秋月さん?」
マナーモードに変えようと携帯を触っていた奈桜は、さとみの声に気付いて階段の上を見上げた。
エレベーターでなく階段。
奈桜ならそうする。
さとみの読みは完璧。
「マズイ!」
心と碧がさとみに追い付きそうになった時、
「あっ!」
喜んで急いで階段を下りていたさとみの足がつまずいた。
バランスを失った両手が空を泳ぐ。
足は階段を飛ばしながら落ちて行く。
全ては一瞬。
心と碧の体も固まった。