内蜜恋愛
2日目


今日は、やっとのグループ活動。


でも、ちょっと熱がひどい。


歩くたびに床が揺れる。


「麻奈?なんか熱っぽいんだけど。」


「大丈夫??でも、皐月いないと活動できないよ。あんまりひどいならしょうがないけど。」


確かにそうかもしれない。一応みんなに何かといわれながらも計画はしてきた。


みんなとの思い出としても行かなきゃならないと思う。


私は、準備をして行った。


「ほら。班長は言いに来て。必要なもの分けるから。」


班長の私は、先生のところまで行ってもらおうとした。


「花草?顔赤いけどどうした?」中村先生が声をかけてくれた。


でも、それも熱の私にははっきりとは、聞こえなかった。


「頭がぼーっとするんです。気にしないでください。」


すると、中村先生の手が私のおでこに触れたと思う。


そのことに安心して、私は先生の腕のほうに倒れた。


気づくと、私は個室のベッドに寝ていた。


まだ、頭はぼーっとしてあまり現実味を感じない状態だった。


「花草?大丈夫か??」


「ふぇ?あぁはい。大丈夫です。」


「お前無茶しすぎだろ?38度あるのに活動しようとしやがって。」


「みんなとの思い出大事だし・・・・すみません。」


「その気持ち分からなくないけど。今日は、寝ろ!俺がついててやるから。」


「でも、仕事は?みんなの安全とか言ってませんでしたか?」


「変わってもらった。なんかお前のことほっとけないだろ?先生として。」


がっかりした。好きなのに。先生のこと好きなのに。先生は、生徒としての私を助けて
くれたのだ。


「先生?」現実味のない私。先生といることが夢であってほしいと。さっきの言葉は、夢の中の言葉であってほしかった。


「うん?何だ?気分が悪いのか?」


思い切って言ってみた。


「私、先生が好き。」たった一言。


沈黙が続いた。


その沈黙を破ったのは、先生だった。


「俺も。」小さいけど、私に聞こえるように言ってくれた。


夢でもうれしい。そして、私はまた寝た。
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